戊辰戦争で会津藩が敗れ、藩士たちは新たな地を求めて明治3年(1870年)4月から10月にかけて北辺の「斗南の地」へ移住し、新しい国づくりがスタートしました。
移住した藩士は2,800戸余り、17,300人といわれており、その第一陣は明治3年4月19日に品川沖から汽船で八戸鮫港に入り、翌20日には三戸で黒羽藩から藩領を引き継ぎ、最初の斗南藩庁を五戸村(現五戸町)の旧盛岡藩五戸代官所跡におきました。
しかし、この藩庁は僅か3ヵ月余りで田名部の円通寺に移ったため、これまで斗南藩といえば「むつ市」の印象が強く、改めて本企画展を開催することで五戸の斗南藩庁を取り上げ、五戸及びその周辺における斗南藩士たちの移住の足跡をたどります。
場 所:三沢市先人記念館
開催期間:平成25年11月16日(土)~平成26年3月30日(日)まで
開館時間:9:00~16:00(冬期間のため)
休館日:毎週月曜日、年末年始(12月29日~翌年1月3日)
お問合わせ:三沢市先人記念館 0176-59-3009
展示内容:①会津藩…会津藩の起こりと会津戦争
②南部藩…南部氏の系譜と南部利恭公
③斗南藩…新天地斗南への移住、五戸周辺に移住した藩士たち
④五戸代官所…旧南部藩時代五戸通を管轄した、最初の斗南藩庁
⑤三浦伝七宅…斗南藩主・松平容大の寓(かりずまい)と明治天皇の御巡幸