「のっくうちゃん」が笑顔でお待ちしております。

2023年6月15日

三沢市寺山修司記念館の隣に位置する「歴史民俗資料館」。
郷土の文化財の収集、保管及び展示をすることにより、教育環境の場を提供しています。

展示コーナーでは、縄文時代晩期の赤漆彩色土器を中心とした野口コレクションなど、三沢市内から出土した先史・古代の出土品を多数展示しており「北日本最古の板状土偶」もあります。

その中でも「のっくうちゃん」の愛称で親しまれている遮光器土偶のご紹介です。
「のっくうちゃん」は三沢市野口貝塚から出土されました。
遮光器土偶は、顔の表情がとてもシンプルなものが多い中、「のっくうちゃん」は満面の微笑みを浮かべています。
生まれたばかりの赤ちゃんのような無垢な表情で自然と心が温かくなります。

収蔵展示室では、全国でも数少なくなった自然生態系をよく保つ小川原湖や湖岸にみられる動植物の剥製や写真(今では貴重なオジロワシの剥製や日本最大級のへらぶなのホルマリン漬け)、そして、小川原湖の内水面漁業、太平洋の沿岸漁業の漁具、馬具、農具、農作業衣、生活用具等も多数展示しております。

日本最大級記録の「ヘラブナ」その重さと大きさを表現した展示物もあります。
お越しの際はぜひお手にとってみてください!!巨大さにびっくりしますよ!


また、土器づくり、勾玉づくりの物作り体験教室も行っております。
どなたでも楽しく手軽に参加できますので、ご家族、お友達とご参加ください。

解説員がわかりやすく丁寧に解説いたしますので、ぜひお気軽にお越しください。

また、先着順で青森県内全40市町村にある縄文遺跡について知ってもらおうと、青森県埋蔵文化財調査センターが作製したカードNo89を配布しております。
(※入館料をお支払いいただいた方対象・なくなり次第終了)
皆さまのご来館をお待ちしております。